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受水槽の役割

受水槽給水とは建物の階層が多い場合または一時に多量の水を使用する需要者に対して、受水槽を設置して給水する方式です。
受水槽給水には、配水管の水圧が変動しても給水圧、給水量を一定に保持できること一時に多量の水使用が可能であること、断水時や災害時にも給水が確保できること、建物内に水使用の変動を吸収し配水施設への負荷を軽減することなどの効果があります。
需要者の必要とする水量、水圧が得られない場合のほか、次のような場合には、受水槽式とすることが必要です。
(1)病院などで災害時、事故等による水道の断減水時にも、給水の確保が必要な場合。
(2)一時に多量の水を使用するとき、または使用水量の変動が大きいときなどに、配水管の水圧低下を引き起こすおそれがある場合。
(3)配水管の水圧変動にかかわらず、常時一定の水量、水圧を必要とする場合。
(4)有毒薬品を使用する工場など、逆流によって配水管の水を汚染するおそれのある場合。
*受水槽を使用しない直結式による給水方式は、災害、事故等による水道の断減水時にも給水の確保が必要な建物などには必ずしも有利ではないので、建物の用途も踏まえて十分検討する必要があります。